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毒親についての基礎知識

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毒親についての基礎知識

毒親という言葉をあなたはご存知でしょうか?

毒親という言葉の始まりは親子関係の問題がまとめられたベストセラー書籍、

『毒になる親(スーザン・フォワード』

で使用されたことで世界中に広まりました。

毒親=子供の人生に有害な影響を与える親

を指します。

『子供の人生に有害な影響を与える親』

ここでは、毒親についての初歩的なことについてお話を進めて行きますので、

ぜひ参考にしてください。

まずこちらを参考にして下さい → 親からの分離階層理論

1 どんな親が毒親なのか?

2 毒親から受ける悪影響について

3 親を非難することについて

4 毒親と精神的に離れることの効能

5 毒親との戦いは自身を取り戻す作業

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どんな親が毒親なのか?

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毒親とはどんな親?

 

最近、社会問題化しつつある毒親そして親子問題。

このサイトをご覧の皆様も親子問題で悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

 

毒親ってどんな親?

 

毒親とは、

 

「子供の成長や人格形成に悪影響を与える親」

 

を指します。

 

例えば、

 

・肉体的暴力(体罰や躾と称した折檻)

・精神的暴力(否定・不安を子供の心に植え付ける言動)

・過干渉(子供の行動を常に監視して先回りする行動)

・ネグレクト(子供のことを放置して関心を持たない行動)

・性的暴力(これはもっとも子供に傷を与える行動)

 

などを子供に行う親を一般的に、(毒親)と呼びます。

 

また、

 

・親の理想や叶えたいことを子供に押し付ける親

・子供が自律することを邪魔する親

・子供に不平不満や愚痴を日常のようにこぼす親

・子供が思い通りに行動しないと怒り出す親

・いつまでも子供にすがりついて離れようとしない親

・大人になった子供にいつまでも付きまとう親

・進学や就職そして結婚に口を出して子供の決断を邪魔する親

 

こういう親も毒親の要素をもっている親と言っても良いでしょう。

 

最近は母娘の毒親問題をテーマにしたテレビドラマも増えてきましたよね。

それだけ多くの人が親との関係で悩んでいるようです。

 

「だれが大学まで行かせたと思っているんだ」

「親の言うことに逆らうなら、この家を出て行け」

「親に逆らうなんて、こんな親不孝な娘とは絶縁」

 

たとえ相手が子供であっても、

 

「ひとりの人格を持った人間であること」

 

を理解できない親が今の日本には溢れかえっています。

*これは共依存という親子間の間で生じる大きな心理の問題です。

 

親の仕事は、

 

「子供が自律する力を身につけさせること」

 

であり、

 

「親のもとに縛り付けて、親の人生を支えるため」

 

にある訳ではありません。

 

子供の人生は子供のためのものであり、

生まれ育った家や親そして兄弟のためにある訳でもありません。

 

親に育ててもらったからといって、

 

・親の願いを叶えようと生きる

・親の抱える問題を肩代わりする

・親自身の感情(コンプレックス・喪失)を埋めるために生きる

 

そんな必要はありません。

またそんなことを子供に強制する親も心に大きな問題を抱えている親です。

 

「親子であっても、それぞれ別の人格を持った人間であること」

 

このサイトを訪ねてくれた方々にぜひ理解して欲しい親子のルールです。

忘れないでくださいね。

 

毒親・親子問題専門カウンセラー 影宮竜也

 

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毒親から受ける悪影響について

 

毒親から受ける悪影響について

 

毒親に育てられることで、

どんな悪影響を受けることになるのでしょうか?

 

この点についてお話を進めていこうと思います。

 

毒親から受ける悪影響

 

・人を信じられなくなる

・穏やかに他人に接することができない

・アルコールなどに溺れやすくなる

・円満な夫婦生活が送れない

・脅迫的に不安に襲われる

・他人に攻撃的になる

・自分の意見を言葉にすることができない

・誰かの指示がないと動けない

・愚痴や不平不満ばかりを他人に漏らしてしまう

・常に人の目を気にする

他にもありますが、代表的なものを挙げてみました。

いかがでしょうか?

 

『毒親の影響は想像を超える以上に恐ろしいものです』

 

他人から見ると驚く影響を受けているのに、

当事者は案外気づかないものです。

 

なぜかと言うと、

 

『どんなに悪い環境で育っても、

それが日常であれば慣れてしまうことが原因』

 

人間の心は壊れないように、『状況に順応する』ようにできています。

他人から見ると毒親からひどい仕打ちを受けているのに、

 

『心を麻痺させて、慣れてしまう』

 

ことで、この危機的状況を回避するように心が動いてしまいます。

これが後に大きな問題につながります。

(負の連鎖という問題につながります)

 

毒親育ちの子供が幼少期の頃の話を他人にして、

 

『それってひどい話ですよね』

 

と言われても、

 

いまいちそう思えないのは、

心が麻痺してしまっていることが、

要因の一つとしてあるのではないでしょうか。

 

『確かに、嫌なことを親からされたけど、

そんなにひどい親だなんて』

 

毒親に育てられた子供はよくこのような傾向が見られます。

 

ただどうであろうと、

これでは人生が生き辛くなっても仕方がありませんよね。

 

『いつも心の中に怒りや憎しみが渦巻いている状態では、

心が休まる暇がありません』

 

心を消耗するために毎日を過ごしているようなものですので、

慢性的に疲労感を感じるのも仕方の無いことです。

 

この毒親の影響を自身の心から綺麗に消すためには、

きちんと心の中にある毒親に対する恐怖や不安に向き合うことが重要です。

 

毒親と離れて暮らしても、心の中に恐れや不安が残っている状態では、

心が休まることはありませんからね。

 

『毒親がもたらす悪影響』

 

人生を楽しく生きるためにはしっかりと考える必要のある問題です。

一度、真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

 

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自律へのプロセス

自律へのプロセス(親との精神分離階層理論)

毒親・親子問題からの解放そして自律への道のプロセス

分離5段階.png

 

 

第1段階 「不安」

人はどんなに問題のある家庭環境で育ったとしても、慣れ親しんだ環境を手放すことに不安を感じるものです。また自身の育った家庭に問題があることに気づいたとしても、慣れ親しんだ家庭環境を手放すことに対する恐れから、家庭の問題そのものから目を逸らし、問題が無いかのように過ごす人もいます。(だからと言って問題が消える訳では無く、その問題はさらに深刻化して世代関連鎖となって子供に流れて行く)親との分離のスタートは、まずこの現状(家庭の問題)をどのように受け止めるのかがカギを握ります。(自由を求めて自律の道を目指す)もしくは、(現実から目を逸らし不自由な世界に留まる)この選択はすべてあなたが決めなければなりません。

・親が毒親かどうかの判断に対する迷い(現実の否認そして葛藤と不安)

・親から分離することに対する不安(機能不全家族・共依存関係が引き起こす心理不安)

・親と向き合うことに対する不安(代償行為、モラルハラスメント)

・愛情飢餓による存在不安(見捨てられ不安、試し行為)

・無自覚に親の人生脚本を生きる(親の道具として生きる人生)

・世代間連鎖(親の問題が子供に引き継がれる)

第2段階 「怒り」

自身の生まれ育った家庭に問題があることを自覚し、その問題によって自身が傷ついたことを理解すると、怒りの感情が湧きあがるようになります。この怒りの感情が湧きあがり始めることで、それまで密着していた親との関係に変化が起きはじめると共に、親からの精神的分離がスタートする時期でもあります。

・親に怒りを向ける

・IC(インナーチャイルド・幼少期の自分)が怒っていることを知る

・怒りの感情に心を支配される(親を憎む・親に対する責任追及・他者への攻撃)

・怒りの感情の受け入れを親や他者に求める(自己の怒りの感情の正当性の確認)

・怒りの原因を親に追求する(あんな親じゃなかったら、愛情深い親のもとで育ったら)

 

第3段階 「悲しみ」

親に対する怒りの吐き出しが落ち着いてくると、親との関係で傷ついたIC(インナーチャイルド)の存在に気づくようになります。ICの存在に気づき始めることによって、自己との対話が始まり悲しみの感情を心の奥底に封じ込めてきたことを知るようになります。また、一時的に怒りと悲しみの感情の狭間で苦しむこともありますが、その感情こそが心の奥底に長年封印してきた感情(インナ―チャイルド)になります。しっかりとその感情に耳を傾けることが後の自己受容につながって行きます。

・フラッシュバック(親との関係で受けた様々な傷の元となった記憶がよみがえる)

・IP(インナーペアレンツ)の妨害による哀しみと怒りの交差

(親に対する罪悪感・感謝などの呪縛による葛藤からの躁鬱状態)

・誰にも理解されない怒りや悲しみに震える

・悲しみの感情から他者に強い同情を求める行動に出る

・親に愛されなかったことに対する悲しみの感情が湧きあがる

・親に対する拒否感からそれまで慣れ親しんだモノを嫌うようになる

第4段階 「癒し(受容)」

怒りや悲しみなどの感情が時間の経過とともに和らぎ、静かに過去を振り返るようになります。次第に親との精神的分離が始まり、自身の内面と向き合う時間が増えるようになるでしょう。時間の経過とともに自己と過去を受容することができるようになりますので、過去のできごとに対する怒りや悲しみなどの感情を少しずつ手放すようになります。

・傷ついたIC(インナーチャイルド)を受け止める

・親という人間を見つめる(親との過去を見つめる)

・怒りや悲しみを手放す

・世代関連鎖の正体に気づく

・親との関係よりもIP(インナーペアレンツ)との問題に関心が向くようになる(親子問題とはIP(インナーペアレンツ)との問題であることに気づき始める)

・存在不安からの脱却(承認欲求の手放し)

・IP(インナーペアレンツ)の支配からの脱却(罪悪感、支配などの親の呪縛からの解放)

・不必要になった過去との別れ(人間関係の整理・親との精神的分離)

・親との関係で身に付けた自己の感情の癖を知る

・親から受け継いだ感情を手放す(コンプレックス・自己否定・自己嫌悪etc)

・IC(インナーチャイルド)との同化(自分を取り戻す)

・親や他者が変わることを望むことの無意味さを知るようになる(自己そして親や他者との境界線の理解が始まる)

第5段階 「自由」

 

親と完全に精神が分離されることにより、親の人生脚本を生きていたことに気づき、そこから抜け出すことによって本来の人生を生きるようになります。

 

 

・過去に抱えていた様々な問題からの解放(過去を振り返れなくなる)

 

・親から受け継いだ人生脚本から抜け出し、自分の人生脚本を生きる

・心身が一致することによって、自己の思うように生きるようになる

・社会の常識や価値観から自由になり、自分の世界を生きるようになる

第6段階 「意味」

自由を知り、自分の人生を自分の意志で生きるようになると、自己の生きる意味を知るようになります。

・感情から解放されて、自己の内面世界を生きるようになる

・自他の区別が無くなり、自己の世界がすべてになる

 

・第1〜4のプロセスを経験することによって親との精神的分離が徐々に進みます

 

不安や怒りそして悲しみのプロセスを辿ることにより、癒し(受容)が起こるようになります。これらのプロセスを経た後に、親との精神的分離が行われて意識の変容が始まります。その結果として自由そして意味という世界に辿りつくようになります。

 

・外部に対する認識や視点に変化が起こる

 

 

第1階層から第4階層のプロセスで変化が起きるのは、自分以外の外の世界の認識が変わる点にあります。第1階層では、親との関係性の問題で悩んでいたことが、階層が変わるごとにIP(インナーペアレンツ)との問題であることに気づき、親との関係が原因となって問題が起きていると思っていたことが、実はすべてのことは自身の心の内面で起きている結果に過ぎないことに気づくようになります。

 

*これは親子関係に限らず配偶者や他者との関係でも同じです。

・この階層理論の段階は優劣を評価するものではありません

この図表は人間性の優劣を表現したものではありません。自己の心理状態の一つの目安として頂くことが目的です。あくまでも自律に向けた心の変容のプロセスを図式化したものであることを理解して頂ければと思います。また、この心理階層は理屈で階層を上がろうとしても、上がるものではありません。すべては階層ごとの体験が導いてくれます。IC(インナーチャイルド)としっかり向き合うことで、必ずその人が必要とする世界に導いてくれますので、焦らずじっくり自律に向けて歩いて頂ければと思います。

・IC(インナーチャイルド)とは?

幼少期に抑え込まれた感情の原形又は意識体をIC(インナーチャイルド)と私は呼びます。

・IP(インナーーペアレンツ)とは?

親の意識体(心の中で作り出した存在)であり、禁止令や否定など子供の自由意志を阻害する存在

を指します。

*ICとIPという名称にこだわる必要はありません。意識体をわかりやすく説明する記号として利用しているだけに過ぎません。

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親子分離階層理論 第1段階 「不安」

親子分離階層理論 第1段階 「不安」

親子分離階層理論図はこちらをご覧ください

親子分離階層理論 第1段階 「不安」

・機能不全家族と共依存という問題

機能不全家族とは、「家族にとって家庭が安らぎの場」として機能していない家庭のことを指します。

 

分かりやすい例として、

 

・両親が喧嘩ばかりしている家

・家族の間で常にディスカウントが行われている

(家庭内モラルハラスメント、DV(ドメスティックバイオレンス)、人格否定、ネグレクトetc)

・仮面家族

(家族間に会話が無く、家族それぞれが互いの存在に関心がないかのごとくふるまう)

・躾と称した体罰が日常的に横行

このように家庭が常に緊張状態にあり、(安らぎの場)として機能していない家庭は、機能不全家族であると考えて良いでしょう。

機能不全家族の家庭で起こる子供の問題

・非行

・ひきこもり

・家庭内暴力

・家出

子供が引き起こす問題は、その家庭の環境が引き起こす問題とも言えます。子供は親の鏡であり、また家庭の鏡となって親(家族)が抱える問題を子供の人生を通して表面化します。また、機能不全家族の家庭で育った子供が親になると、その自身が生まれ育った環境そのままを自らの家庭でも再現することもあります。(世代間連鎖)

共依存(家庭)とは?

夫婦もしくは親子の関係が過剰な依存関係で結ばれており、またその依存関係に囚われている状態を指します。

(共依存家族の例)

夫婦間でDVやモラハラが日常的に行われているにも関わらずその環境から抜け出そうとしない

=問題のある人間をそばに置くことで、その家庭内での存在理由を見出そうとする欲求

(自己の存在不安から始まる家族に対する承認欲求)

*上記の関係でよくつかわれる言葉

「あの人(お父さん、お母さん)は私がいないと駄目だから。」

配偶者(子供)に対して日常生活のあらゆることの世話を焼く

=配偶者(子供)に対して、日常生活の様々なことを過剰に世話をすることで、配偶者(子供)を無力にして支配をする行為

(相手を無力にすることで、自己が必要である理由を相手に植え付ける)

*上記の関係でよくつかわれる言葉

「あの子はお母さんがいないと駄目だから」

「お父さん(お母さん)がいないと何もできない子ね」

「お父さん(お母さん)はあなたのことがいつも心配」

共依存家族とは、「親の存在理由を子供を道具として証明する家族」とも言えるでしょう。

*子供がアダルトチルドレンとして成長する背景には必ず共依存の問題が背景にあります。

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