毒親 親子 問題 影宮竜也 親子療法

私のカウンセリングプログラムについて

私のカウンセリングプログラムについて(1)

 

ようやく日本でも、問題のある親(毒親)について関心が持たれるようになってきましたが、本当の意味で親子問題(毒親)に対する理解がなされているかどうかは、まだまだこれからも議論する余地があると思います。

 

そもそも親子問題(毒親)の何が問題なのかを考えることが大切になります。

私にとって親子問題(毒親)とは、

 

「問題のある親に育てられたことが原因となって、様々な心理的的問題を子供が抱えてしまうこと」

 

を指します。

 

問題のある親(毒親)とは?

 

・子供に強い依存心を持つ親(過干渉)

・子供を支配する親(支配)

・子供の自律を妨げる親(過干渉・支配)

・子供の自尊心を傷つける親(性的暴力・否定)

・子供を育てることに関心が湧かない親(ネグレクト)

 

つまり、

 

「子供の自由意思(精神的向上)を様々な方法で抑圧や抑止する親」

 

を私は問題のある親(毒親)であると考えています。

 

この問題のある親(毒親)の下で育つことで、

 

・自律ができない

・自分の未来に希望が持てない

・常に不安が心の中で湧き上がる

・何事も諦めるくせがある

・他者との関わり方がわからない

・(自分が)どうしたいのかがわからない

・リスクに対して極端な恐れがある

・常に疑いが湧き上がり、不安が抑えられなくなる

・孤独になることを恐れているのに、孤独になってしまう行動を取ってしまう

・人生に対してまったく夢や希望が持てない

 

*上記の問題が更に深刻化していくと、うつ病や摂食障害などの心の病を発症して行きます。

 

などの心理的問題が子供の人生で表面化することがあります。

*実は子供の人生だけでなく、すでに親の人生で表面化している問題ではありますが、問題のある親は、その問題が表面化している事実を偽装または他者(家族や子供)に転嫁することで、問題そのものを隠そうとします。(これが世代間の負の連鎖の背景になります)

 

さて本題に入ります。

 

「私のカウンセリングプログラムは何を目的にしているのか?」

 

についてです。

 

私のカウンセリングプログラムは、

 

・問題のある親から受けた悪影響を自身から取り除く

・問題のある親との関係の再構築もしくは精算について考える

・世代間連鎖(負の連鎖)の解消

・問題のある親から心身ともに解放される

・問題のある親から自己を取り戻す

・問題のある親に対する怒りや憎しみなどの執着からの解放

・相談者自身の人生の再構築

 

を主な目的とします。

 

逆に、

 

・問題のある親と良好な関係を築く方法

・問題のあることに気づかない親に問題があることを気づかせる方法

・親に謝罪させる方法

・親に復讐する方法

・親に責任を取らせる方法

 

については私の専門外ですので協力することはできません。

 

私のカウンセリングプログラムは、

 

・自分の親が問題のある親であることを自覚している人

・問題のある親から心身ともに解放されることを望む人

・問題のある親から解放され、自分の人生の再構築を考える人

・問題のある親から育てられたことによって身につけた悪影響を取り除くことを望む人

・問題のある親から受け継いだ悪影響を自身の子供に渡したくない人

・問題のある親に対する愛着から自由になりたい人

・問題のある親から離れることに対する不安を乗り越えようとする人

・自律の道を本当に求める人

 

には適切なカウンセリングプログラムになると思います。

 

「あなたの親があなたの言うように本当に問題のある親であるならば、あなたの親は問題のある親です。そんな問題のある親にしがみついている限り、あなた自身も問題のある親と同様に人生で問題を抱えるようになります。そして問題のある親と関係を持ち続けることは、いつまでもその問題のある親に人生を振り回されることにつながります。また、親の心の問題を理解しているにも関わらず、その問題のある親と離れられないのは、自身が負うべき人生の責任を親に転嫁、つまり自身の問題を他者に転嫁させて現実逃避している状態にあることに気づくことが大切です。どんなに問題のある親を持とうと、自分の人生で起きることは自身の手で乗り越えていくしか方法はありません。そのことを理解して、不安に立ち向かえる人は必ず良き理解者と協力者に出会えるでしょう。それは自律への道を歩いた人だけに与えられるギフトです」

*未成年の方は上記には該当しません。ただし理解をして置くことは必要です。

 

私も長いこと親に責任を転嫁し現実逃避してきた人間の一人です。

そんな私だからこそはっきり言えることがあります。

 

「情という言葉で自身の心を偽装しても何一つ救われることはない。この情はいずれ怒りや憎しみといった感情に転嫁して、自身そして世の中を呪う醜い自分を作り上げるようになる」

 

世の中を呪う醜い姿こそ、問題のある親の姿ではないでしょうか。

世代間に流れる負の連鎖を断ち切る覚悟があれば必ず抜け出すことができます。

 

勇気を持って一歩踏み出しましょうね。

必ずあなたの想像を超える世界が目の前に広がることを私が約束します。

 

(2に続く)

 

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