毒親・親子問題の専門家
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最凶の毒親
前回、ご紹介した毒親を持った人は本当に残念ながら親であっても逃げてください。
もしくはできるだけ刺激を与えず、関わらないようにすることが自分の身を守るためには必要です。
この最凶の毒親を心理学の世界では、『サイコパス』と呼びます。
サイコパスと呼ばれる精神異常者とは一体どんな人物なのでしょう。
最凶の毒親 サイコパスの特徴
・良心の異常な欠如
・他者に対する
・冷淡さや共感性の無さ
・慢性的に嘘をつく
・行動に対する責任感がまったくない
・罪悪感がまったく無い
・自尊心が高く、自己中心的
・口が達者で表面的には魅力的
このような特徴を持っているのが、「最凶の毒親」つまりサイコパスなのです。
・サイコパスの割合
これはある特別な情報筋から得た情報ですが、「欧米では五人に一人、日本人の場合は三十人に一人」の割合で存在すると言われています。
実はそれほど珍しい存在ではありません。
だから恐ろしいのです。
・サイコパスに目をつけられたら、命を奪われる可能性も
あの尼崎事件の主犯格でもある角田容疑者も「サイコパス」と言われています。あの事件を知っている人の中には、「逃げれば良いのに」と簡単に言われる方もいますが、はっきり言って無理です。
ターゲットが逃げる気持ちを失うほどの巧妙な罠そして恐怖を徹底的に刷り込むのがサイコパスです。
*私自身もあの事件について徹底的に調べましたが、あまりの巧妙さに寒気がしたほどです。
・サイコパスは脳の欠陥が原因
サイコパスになる要因は家庭環境もしくはトラウマなどの後天的要因ではなく、脳の欠陥が引き起こす精神障害です。(情緒を司る脳の部位に欠損が見られる)
彼らは誰に何を言われようが改心することはありません。
目的を達成するまで彼らは絶対に行動を止めることは無いでしょう。
また、脳の一部分が欠損していることで他の部位が異常に発達しているサイコパスは『知能』が異常に優れている場合もあります。(脳は一部の欠損を穴埋めする為に、別の部位を発達させる構造になっています。例えば、目や耳という器官に欠損があれば鼻の機能が異常に発達するなど)
・サイコパスの多くは犯罪者とはならない
サイコパスはプレデター(捕食者)と呼ばれるほど、『残忍、狡猾、無慈悲』な人間ではあるが、そのほとんどは犯罪者にはならず、社会の暗闇でひっそりと狩りを行う知能犯です。
『サイコパスは、自らの手を下して他人から全てのモノを奪うことはありません。サイコパスは必ず自分の手を汚さずに淡々とターゲットから全てを奪い去ります』
知能が高いサイコパスは、法律もしくは暴力装置や精神的コントロールを武器にしてターゲットを徹底的に追い込みます。その仕掛けは巧妙で、普通に暮らしている人にはその仕掛けの全容は絶対に掴めません。
自分の手を汚すことはまずありません。
だから犯罪者にはならないのです。
確信的知能犯だからこそ恐ろしいのです。
・サイコパスにとっては全てがゲーム
サイコパスが、なぜこれほど冷酷なことを平然とやってのけるのか?
それは、
『彼らにとって全ての行為はゲームでしか無いからです』
彼らは他者に対して、憐れみや思いやるなどの感情が完全に欠落しています。
サイコパスがターゲットに抱く感情は、
『エサ』
でしかありません。
私達が日常の食事で口にしている『肉や魚』を口にするような感覚で、ターゲットを口にするのです。
普通の生活をしている人にとっては、とても考えられない行為もサイコパスにとっては狩りを楽しむようなものです。
絶対に接点を持つべきでは無い人間・・・・・・それがサイコパスであることを絶対に覚えて置いてください。
例えそれが親であってもです。
あなたの親に持つ幻想があなたの人生を破壊して行きます。
*これほどの恐ろしい親子問題はそれほどありません。
最凶の毒親 つづく
父方の祖父、祖母と同居。
父(二人兄弟の次男)母、三つ上の兄、妹(私 1979年生)。
著しい、年功序列、男尊女卑、封建的関係性。
祖母は兄を溺愛、私はその逆。
祖父は私にも優しかったが、夕飯を一緒に食べた記憶がない(いつも遅くに一人で卵かけご飯を食べていた)。幼い頃に死亡(数年前、ずっと持っていた疑問を打ち明けたところ、病死ではなく自殺だったと知る)。祖母はいつも祖父の口を垂れていた。
祖母は祖父だけでなく、職場の人間の愚痴を母親に、母親や私の愚痴を息子(父)にと、常に人の悪口を言っていた。最弱者の私は格好のカモ。激昂しやすく、稚拙。
父親は祖母の言いなり、母親(今となっては実は私が怪しんでいる人物)は祖母と父親の言いなり。激昂しやすく、稚拙。劣等感が強い。
祖母と父親は私に対しやりたい放題。
基本的には精神的にのみ。
母親は、何が起きても我関せず。当に「自分の手を汚さない」。私が恐喝被害に遭い、加害者が目の前にいても、何もしない。
祖父の死体を発見したのは母親。
首を切り、洗面器に血を受けながら死んでいたと私に話しました。
私がその事を知ったのはつい数年前です。
私達はずっと、祖父が自殺した家で暮らしていたのです。(経済的には引っ越しは可能でした。)
私と兄が、個室を持つようになると、祖父が自殺した部屋が両親の寝室になりました。
配偶者の親の自殺した亡骸を発見した部屋で、自分の父親が自殺を図った部屋だと知っていて、その家に暮らし続け、その部屋で毎日眠りにつくことなど、できるのでしょうか。この感覚は、普通なのでしょうか。
それまでずっと自分を責め続け苦しむ毎日でしたが、祖母とは学生時代が終わるのを期に、直接向き合い、その結果、「無理だ」と悟り、決別しました。祖母は既に他界しています。
祖母の他界を期に、私は実家に戻りました。失なった家族の時間を取り戻したいと思ったからです。
その生活の中で、私は父親も諦めました。
母親です。
何しろ逃げ続けるのです。自分の体裁だけは何を犠牲にしても守り抜くのです。
私が今、最終的に疑っているのは、一番信じていた、信じ続けていた、信じなければ生きてこられなかった、母親です。
ストックホルムシンドロームという言葉があります。私の家族に対する私の幻想は、そういうことだったのではないか、と、無駄に信じ続けた為に失ってしまった莫大な時間を、今悔やんでいます。
私が捨てるべきは、実は母親だったのか・・・?と。まだ捨てきれない自分と葛藤しています。「コンコルド錯誤」という言葉があると知り、まるで今の私の状態の様だと思いました。
私の思考が病んでいるだけなのでしょうか。幼い頃から大人三人に寄って集って「お前は悪い」「お前は間違っている」と日々唱え続けられ、自分の感覚に自信が持てたことがありません。
50歳を過ぎ、今日になりやっとこさ、母親がサイコパスであることに気づき、(こちらのブログのおかげです)縁を切ることを決めました。
母は80過ぎで戦争体験者。戦争のせいで家が貧乏になり高校進学できなかったということを成績の良かった私に文字通り毎日毎日聞かせて、洗脳してきました。だから、自分の行きたかった高校と大学へ行き、中学の先生になれと。
友人が来ても追い返すとか、「友人なんて作るな。人を信じるな。」と言われ続けました。
「あんたは石女みたいになる」「結婚なんてつまらない」とも言われました。
浪人したら、成人式の晴れ着と大学進学と、どちらかを選べと言われ、振袖は着せてもらえませんでした。
バカな私はそんな親を「可哀想に」と思い、ある進学校の高校へは行きました。そうしましたら、最初は喜んでくれたのですが、だんだん、私への嫉妬と憎しみを表すようにして、家にいることを強要、要は外へ出て青春を謳歌するな、私ができなかったことをするな。というわけです。
可愛い格好やお化粧、恋愛も邪魔ばかりされました。結局は私の深いところに、母への不信感があり、ことごとく親の言う道は外れてやりましたが。
きわめつけは阪神淡路大震災。家族で一人だけ被災した私が電話をかけて、迎えに来て欲しいと言ったのに、アホな父親は「混んでるから嫌」母はなんの心配もしていなく、ねぎらいの言葉もなく、私のことがどうなろうとどうでも良かったようでした。無理やり一人暮らしをし始めた直後でしたので、ざまあ、と思っていたのでしょう。
もっとひどいのは、私の命を助けてくれたある女性に、お礼の言葉、感謝の気持ちも、これっぽっちもないことでした。思えば、あの時に音信不通にして、バカ親など捨て置けば良かったのです。
不思議なのは、いくら心を尽くしても、手を差し伸べても、「可哀想な私」と自演する母親は、私の援助を拒否します。拒否するのに、同居したがり、一緒にいたがるのです。
今気づきました。結局は、私が幸せにならないように見張るために、一緒にいようとして来ただけなのです。
本日をもって縁を切ります。これは犯罪でもなんでもありません。これ以上、サイコパスと一緒にいると、私の心が壊れてしまいます。
もっと早くに気付けていたらと思います。
ありがとうございました。